泌尿器科における包茎手術の基礎知識|治療法やメリット・デメリットなどを解説!
大人になっても包茎のままだと、女性と付き合い出したり温泉に行ったときなど恥ずかしい思いをして、それがコンプレックスになることもあります。
専門の病院で包茎手術を受けることでその悩みを解決することができますが、包茎手術は泌尿器科と美容外科のどちらかで可能です。
ただ美容外科系のクリニックの方はでの手術は、きれいに施術をしてくれますが自由診療なので費用が高いというデメリットがあります。
泌尿器科なら保険が適用され費用も高くないので、包茎手術を受けやすいです。
ここでは泌尿器科での包茎手術の基礎知識や治療法、メリット・デメリットについて解説します。
包茎と包茎手術の基礎知識
男性は赤ちゃんの時は真性包茎で、亀頭が皮で覆われています。
しかし成長するにつれ陰茎が大きくなってきたり、走りまわるなどの活動をするうちにどんどん皮が捲れてきて亀頭が顔を出してきます。
常に亀頭が出ている場合は包茎ではないのですが、なかには性交時や触っている時だけは皮が捲れるけれど普段は被ったままという場合や、めくろうとしても自分では痛くて捲れないくらいいつも皮が被っているという人もいるのです。
時々は捲れるというのは「仮性包茎」といい、自分では捲れないものは「真性包茎」といわれます。
まだ自分で剥くことができれば多少は清潔にすることができても、真性包茎の場合は中は常に不衛生な状態になりそれがきっかけで炎症を起こしたり悪臭が出たりするので、真性包茎の場合は包茎手術が勧められます。
がんのリスクも高まるなど、真性包茎は病気とみなされるので保険適用で手術がうけられるのです。
包茎を診療する病院は、泌尿器科になります。
男性専門や美容クリニックでも手術を受けることができますが、泌尿器科の場合のみ保険が適用するので高い費用をかけずに治療をすることができます。
仮性包茎の場合は病気とはみなされないので、ほとんどの場合泌尿器科でも包茎手術には保険が適用せず自費となってしまいます。
泌尿器科における治療法と包茎手術
まず泌尿器科に行ってほうけいかどうかの診断を受けることになりますが、年齢が15歳未満か15歳以上かによって治療法も異なってきます。
15歳未満の場合は、排尿時に包皮が風船のように膨らんだり亀頭包皮炎を繰り返す場合はまず軟膏を塗ることから治療が勧められ、そうでなければ治療をせず様子見になります。
15歳以上の場合は、仮性包茎と診断されれば手術が勧められますが必須ではありません。
しかし仮性包茎でも治らないまま放置すると、ますます不衛生になって炎症を起こしたりがんのリスクは高まってくるので、炎症を何回も繰り返すような場合は包茎手術が必要となります。
その場合も真性包茎でない限り、泌尿器科で包茎手術が受けられても保険適用外となります。
真性包茎と診断された場合や、皮を剥いていて戻らなくなり痛みが激しいカントン包茎の場合は手術は必須です。
泌尿器科における包茎手術は、1週間ほど入院をして行います。
環状切開手術という方法で行われ、術後はツートンカラーになる可能性はありますが、特に見えない部分だし気にならなければ安い料金で手術ができ、その後の不衛生さや悪臭に対するコンプレックスが消えるので勧められる手術です。
泌尿器科で包茎手術をうけるメリット・デメリット
泌尿器科での包茎手術は、真性包茎なら保険適用内で受けられて費用は約5万円から8万円です。
ただし町の個人の泌尿器科の場合は保険がきかず自費診療になることもあり、10万円から15万円程度になります。
つまり保険が適用するのは町医者ではなく大きな病院の泌尿器科ということになるので、その点は注意が必要です。
さらに美容系のクリニックなどでは保険適用がなく、60万円とか100万円など高額な費用が掛かってくるので、病院の泌尿器科での包茎手術は費用が安いことが一番のメリットです。
泌尿器で受けると費用は安いですが、手術後の見た目があまりきれいではありません。
皮の色もツートンカラーになったり切開の傷跡が少し残ってしまうので、気のなる場合はそれがデメリットになります。
美容系のクリニックで包茎手術を受ければ、美容面にも気を使ってもらえるので術後の見た目がきれいで手術をしたことがわからないくらい傷跡が残りません。
また日帰りで手術ができたり、手術方法も一つではなくいくつか用意されているので、患者様に合った方法が選べます。
しかし費用は泌尿器科で受ける手術の10倍ほどかかるので、それが大きなデメリットとなるのです。
まとめ
包茎には仮性と真性があり、真性の場合は病気とみなされ、病院の泌尿器科で包茎手術を受けると保険適用になります。
仮性包茎の場合は病気とはみなされないので保険の適用外になり、美容系クリニックで手術をするしか方法はありません。
泌尿器科における包茎手術は環状切開という方法で行われ、1週間の入院が必要で、術後もツートンカラーになったり傷跡が少し残りますが、外見を気にしなければ安い費用で悩みを解決することができるのです。
術後の見た目が気になる場合や仮性包茎の場合は、美容系のクリニックで包茎手術を受けることができますがその費用はとても高額になります。
きれいな仕上がりの包茎手術を望むなら専門クリニックがおススメ